2013/05/17

オールソール交換 スコッチグレイン〜前編

日本の良靴、スコッチグレイン。

数年前スコッチグレインの靴を作っている工場を見学させていただいたことがあります。
各セクションごとに確かな技術を持った職人さんが作業にあたっていらっしゃいました。

そんな良靴をもっと長く履けるようしっかり作業やらせていただきます。
今回のお預かりの靴はこちら↓


キャップトゥ オックスフォードです。ソールに穴が空きそうなぐらいすり減っています。今回はつま先ラバー無しのオールレザーでの仕上げになります。



スベリ革のリペアもお受けいたしました。

個人的な見解といたしましては、良靴の定義はズバリ「修理しやすいかどうかとアッパー(革)の質」です。修理しやすい靴は、製法と部材ともにしっかりしています。アッパーの質は、靴が持つ雰囲気と色気をかもしだす重要な要素だと思うからです。


出し縫い(靴とソールをミシンで縫う)をかける前の状態です。溝にミシンを落とします。

今回は熱くなりました。後半も熱くいきます(激汗)